「万歳」は、明治22年2月11日、明治憲法発布記念日から始められた風習である。
めでたい日に、ただだまっているのもお葬式みたいでパッとしない。 何か声を出そうと言う
ことになって始まったものだそうだ。
そこでいろいろ言葉を考えたらしい。
「めでたい」ではエラそうだし、「奉賀」は「アホウガ」と聞こえる。
そこで、平安時代に天皇の長久を祝う時に唱えられた「万歳」がいいとなった。
回数も議論に議論を重ねた。なぜ3回なのか?
1回では間が抜けている。
2回では中途半端。
3回やるとやった気分になれる。
4回では多すぎる。
5回はバカバカしい。
結局3回がおさまりが良いとなったらしい。
結婚式など、うれしさが感極まり、絶頂に達した人が、 おもわず「万歳」をする。まわりも音頭
に合わせて大声で呼応してしまう。
成り立ちはどうであれ、 私たちは、何不自由なく、結構に暮らさせていただいているなら、そ
のうれしさを、ありがたさを、幸せを、もっともっと喜んで、毎日、毎朝、どこの家庭でも家族が揃
って、「万歳」を三唱してみてはいかがなものか。
平和な日々がいつまでも続くと思うのだが…。
しかし、くれぐれも 病気やもめ事で「バンザイ」しないように!
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