亀爺のおたすけ雑談集



E「火傷は熱い」の巻


おたすけをさせていただく立場の小生がなんともお恥ずかしい、火事騒ぎで、顔、左手、両足をやけどしてしまった。全治3ヶ月の大やけどだ。

教会前の道路で高校生の息子が友達3人とバイクにガソリンを入れている時に引火。教会に飛び火しなかったし、痛い目をしたのは小生一人だけで、他の誰にもケガもなく良かったが、閑静な住宅地の夜をけたたましく消防車や救急車が出動してくれて、ご近所には大変ご迷惑をおかけした。

消毒のため松葉杖姿での病院通いが日課となり、その他は寝ているか、テレビを見るか、本を読む以外にすることがない。外へ出ることが好きな小生にしては少々退屈な毎日だった。

朝づとめと夕づとめの後に家内がおさづけを取り次いでくれる。ゆっくりゆっくりそりゃ丁寧に。優しさと愛情を込めて。そして最後に一言「喜ばせてもらいましょうね。」と。家内を通して教祖様が語りかけて下さる。うれしい。

お見舞いに来て下さった方々の労り(いたわ)と励ましのやさしい言葉がどんな良薬よりも私の心を癒し、勇気づけてくれた。感謝している。 

今まで50年間病気一つせず元気に通らせていただいて来た。おさづけを取り次いでもらう事など考えた事もなかった。今、改めて「からだは神様からのかりもの」であると実感している。達者で日々暮らしていると病気の人の心が分からない。悩みがないと苦しんでいる人の心が分からない。つい、正義感だけのおたすけ活動になってやさしさと思いやりが欠けていたと反省している。