亀爺のおたすけ雑談集



H「口内炎をたすけて」の巻

保育園の保母さんことじゃがの。なかなかの美人で頭も良くてスタイルも言うことなし。
その保母さんが一つだけ悩みがあると言って相談にきたんじゃ。

「口内炎が良くできるんです。直ったと思ったら、またできるんです。父が一度、神様に聞いて来い言うものですから」とな。勿論医者にも通っているんじゃが。

「人間のからだの中で要らないものは何もない。全部必要だから神様が創ってくれたんじゃぞ。そこでじゃ、口はどんな働きをしてくれているか言ってごらん」

「言葉を話す働き、食べる働きです」

「そのとおりじゃ。誰もが話をして、ごはんを食べるところが口じゃ。では、どんな心で使かっているんじゃ」

「心って?… 何も思わず使っていました」

「さもあろう、殆どの人はそうじゃろうて」

そこでわしはな、
「口はな、話して喜び、食べて喜ぶところじゃな。話す言葉は美しくても心は汚い、いわゆる心にも無いことを言う人もいるじゃ。二枚舌もそうじゃな。人様が喜ぶような楽しい明るい言葉を使うことじゃ。食べ物の好き嫌いのある人は、人にも好き嫌いをするぞ。自分中心の考えではいかんのじゃ。食べる姿を見ているとその人の性格や考えまでも良く分かるものじゃで。全てはその人の心次第じゃでな。神様にしっかり感謝してのぉ。いつも喜びの心を忘れんことじゃな。美しい心になれ。それが分かれば口内炎は今すぐにでも直るぞや。そのままじゃ、好きな彼氏と口づけもできんじゃろうて!」

と話たんじゃよ。

それ以来、口内炎はご守護いただいたということじゃった。