71〜80 | こころの道しるべ集(8) | |||
-71- 人生は長旅です どんな日もあります 「晴天十日続かず」と申します 喜ばしい日 うれしい日 感激で涙する日 しかし はらのたつ イライラする日もあります 微笑みは あなたの寿命を延ばしてくれて はらをたてると あなたの寿命を縮めるようなもの はらをたてない方法は… 相手の気持ちと立場になることでしょうか わかっているけどできない? わかっているならやってみましょうか! -72- 目の前にパンが一つあるとします お腹をすかした犬が二匹おれば 奪いあいの争いが起こることでしょう 空腹の親子二人なら 親は子にパンを丸ごと与え その食べる姿を見て 喜ぶかもしれません 自分さえよければと 求めるばかりの心なら きっと争いが起こります 子を思う親の心は 与えて喜ぶ心 いつでも 誰にでも そんな親心がつかえるように なりたいものです -73- 家庭で ご近所で あいさつを交わす習慣は とても良いものです 「おはようございます いい朝ですね」 「おはようございます ホントにいい朝ですね」 感謝と思いやりの心を込めて 明るく声をかけあえば 家庭もご近所も 円満間違いなし 「いってきます」 「いってらっしゃい 元気でね」 「ただいま」 「おかえりなさい」 毎日の何でもないこんな繰り返しの中に 幸せの種があるのですね 笑顔であいさつを ぜひ実行しましょう -74- ボールが丸いということなら 幼児でもわかります 地球が丸いということは 大人でもわかりかねます 道具を一つ借りたら ていねいにお礼を言って返す人でも 老いた親を粗末にしている人がいます 小恩知って大恩知らずと申します 私たちは はかり知れないほどの 大きなご恩に包まれて暮らしています 親のご恩 先祖のご恩 それに神様のご恩 先ずは小恩から 更に大恩のわかる人になりたいものですね -75- 出勤前に 夫婦ゲンカをしました 夫はカンカンに怒って会社へ どうも心は晴れません 昼ごろ 携帯電話にメールがきました 「今朝は すみませんでした はやくのおかえりをお待ちしています」 メールを見た主人は 今すぐに飛んで帰りたくなりました 結局 早く折れた奥さんの勝利でした 『 子と相撲 負けて喜ぶ親心 』 広い大きな心になりたいものですね -76- もし 太陽と地球の間が もう少しだけ近ければ 地球は焼け野原 もう少しだけ遠ければ 氷りづけだそうです 何も生きていません 太陽と地球は ちょうど良い距離にあります この宇宙は 実に精密に動いているのですね それは とても大きくて とても深い 親神様のご守護の世界です 私たちの「命」を守るために・・・ さあ! 愚痴をこぼさず 小さいことに悲観せず もっともっと大きな心で 喜びを見つけて 「命」を輝かして暮らしましょう -77- 数年前の自分の写っている写真を見て あまりの変わりように 驚いたことはありませんか 薄くなった髪 突き出した腹 増えたシワ 日々の生活の中では気づかない変化も 何年か後には人を別人のように変えてしまいます 外見だけでなく 心の中も同じですね 毎日毎日の積もり重なった心の垢 欲の心 高慢の心 腹立ての心・・・ 何年か経てば 人の心を貧しく変えてしまいます 体の手入れだけではなく 心の手入れも 怠らないようにしましょう 心の手入れ それは 感謝の心 低い心 やさしい心 心の垢も洗い流しましょうね -78- 重い病気で苦しんだことのある方が いつも申しておられました ▼声が出る ▼聞こえる ▼歩ける ▼見える ▼つかめる ▼眠れる・・・ こんな素晴らしいことを どうして喜ばなかったのだろう なぜ当たり前と思っていたのだろうと 病(やまい)は私たちに 喜び方を教えてくれているのですね 「身体は神様からの借り物」 「心一つが我がのもの」 と聞かせて頂きます お互いにもっと感謝の心で 身体を使わせて頂きたいものですね -79- お酒のビンを倒したら お酒がこぼれました インク壷を倒したら インクが流れました なるほど 中に入っているものが出るのですね ふだんは容器の中に収まっていても 何かの拍子で口からこぼれるのは その容器の中身そのものです 何事もない時は良いけれど ちょっとしたことで 泣き言を言ったり 愚痴を言ったり 他に責任を押しつけたりするのは その人の心の中身が出たのですね どんな時でも 口からこぼれる言葉は 「ありがとう」「すみません」などなど 喜びや感謝の言葉が出るように 自分自身の中身を改良しておきたいものですね -80- 親に向かって 口ぎたなくののしる人 夫婦ケンカをくり返す人 平気でゴミを道路に捨てる人 いつか子どもが成人して 自分と同じ事をしたら 一体何と言うのでしょう 「親のあと子どもがつたう」 と言われます 親子は針と糸 千万言を費やして子どもを仕込むより まず自分が 糸を導く針になりたいものです |
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